ヨコッチぶろぐ Around40〜人生岐路のオトコなのサ♪〜

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今年の映画1本目-ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー

監督:ダニー・ストロング

主演:ニコラス・ホルト

 

作家を目指す一人の青年が成り上がっていく物語。

彼の名前はJDサリンジャー
といっても、僕は作品をを読んだことはない。
けど本のタイトルくらいは知っている。
それは、

 

 

ライ麦畑でつかまえて

 

 


映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』予告編

 

彼は作家を目指していた。

彼の思いはただ只管良い本を書くこと。
自分の言葉で物語を書くことだった。
出版をしてこその作家なので、売り込みに出る。
既成の手法とは違うので保守派からは否定される。
その中でも彼は母の応援や師とも呼べる人と出会い、
恋をし、それを糧に作家として成長していく。
戦争により心を蝕み、失恋もし、出版も断られる。
なかなか苦しみを乗り越えられない中で藻掻きながらも長編を完成させる。
それが「ライ麦畑でつまかえて」だ。

本を出したくて出版社に持ち込むも、結果は断られ続けてばかり。
けど彼はあきらめず、そんな彼を支持する人も増え出版や契約にこぎつける。
一度の評価でダメでも、まだまだ可能性はある。

成功に必要なのはそれを探っていくことだろうと思う。
そうして漕ぎつけた長編作の出版。
「書評は見たくないから送ってくるな!」
と言った次のカットで書評を見ながら笑顔の彼が映る。
やはりいつの時代も承認欲求はあるものだ(笑)
誰でもアウトプットしたものは評価が欲しい。

映画の冒頭で、女性と出会い恋に落ちるも出征中に失恋。
今まで多くの映画はその女性が彼を最後まで支える、というパターンが多かったが、

最近はあっさり失恋という映画が増えてきている気がするかな?
実際の生活の中でもハッピーエンドで終わる恋は少ないので、

実社会に基づいているとも言えるかも。
人の人生はハッピーエンドばかりではない。
 

彼は戦時中の苦悩を思い出したり、

作家としての挫折を経験する。

その中でも宗教家と出会い、瞑想にふけたり、

周りのサポートを受け、再び執筆活動に取り組む。
彼には挫折を乗り越える術は執筆活動だったわけだが、

人にはそれぞれそれに値する物はあると思う。

人は立ち止まってばかりはいられないと思う。

成功した彼に周囲は取り巻きのように接してくる人間も増えてきたが、
そんな彼に自分の考えを率直に伝えてくる女性と出会う。
それがクレアだ。

成長していく過程で、色々な意見を聞いていくことも大切だと思う。

まぁ、結婚もして2児を設けるも、最終的には二人は別れてしまうのは残念であったが・・・

意味のない会話はしたくないと、人里離れた場所で生活を始めるのだが、

人間の会話の多くは意味のない事が多い。

けど、そこから生み出される物もあるような気がする。

無駄こそが、何かを生み出すための一歩目かもしれない。


会心の作品を作り、成功してしまうと、

次にそれを乗り越えるにはどうすべきか、

実生活の中でも経験したことのある人はいるのではないだろうか。
大なり小なり人は成功体験はあるはず。
それを捨て、新たな何かを生み出すには・・・

彼にとっては純粋に良い物語を書きたい。

僕らに置き換えれば良い仕事をしたいというところだと思う。

 

 

原作読んでみよ♪

 

 

 

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)